MUTO KANO

SYSTEM ENGINEER

「プログラミング未経験」からキャリアをスタート。
文系出身エンジニアが、ゼロから技術を身につけるまで

慶應義塾大学総合政策学部で国際政治学やアラビヤ語を学び、新卒社員としてPLAY(旧スキルアップ・ビデオテクノロジーズ株式会社、以下:SUVT)に入社した叶さん。
プロダクト開発を行いながら、現在では後輩の指導育成も担当していますが、もともと開発系の知識や技術はほぼゼロだったそう。どのように技術力を身につけてきたのか、お話を伺いました。

文系出身システムエンジニア職という選択

システムエンジニア職をファーストキャリアとし、かつPLAY(旧SUVT)に入社を決めた経緯はなんでしょうか?
叶:大学では国際政治学やアラビヤ語を学び、中東政治学と国際テロ組織に関する研究をしていました。
就職活動の序盤は新聞社や出版社、コンサルティング会社を志望していました。今IT企業でシステムエンジニアをやっていることを考えると、だいぶジャンル違いになりますね。

就職活動を続ける中で、「人の生活をダイナミックに、ドラスティックに変える仕事をしたい」という思いが強くなり、志望業界をIT業界に絞りました。また、IT業界に身を置くからにはシステムエンジニア職を目指すべきだと考え、未経験でも技術を学べる環境であること、この2点を就職活動の軸としました。

PLAYに入社を決めた決め手は、当時面接を担当した執行役員の斉藤だったんです。
当時、プログラミング未経験というビハインドがある中でシステムエンジニア職という未知の領域に挑戦することがすごく不安だったのですが、面接を通じて「未経験から育てて活躍させてくれる会社だ」と感じ安心しましたし、僕の学部時代の研究への思いや経験を評価してくれ、この人のもとで経験を積みたいと考え入社を決めました。
プログラミング未経験からキャリアをスタートされ不安もあったかと思いますが、入社してよかったと感じる点はありますか?
叶:個人の成長スピードの早さはこの会社ならではだと思います。研修制度としてマニュアルがしっかりあるわけでないのですが、若手社員に「何事にも挑戦させてみよう」という雰囲気がすごくあるのが特長的ですね。

僕も入社当時は何もできずにいましたが、「このプロダクトを作ってみて」や「新しいプロダクトを作るから、実際に商品として売れるものか検証してみて」など、1年目でも裁量を与えてもらってすぐに業務にアサインされたのですごく力がついたと実感しています。

技術力を身につけるために、研修制度と事業部独自の文化

入社後の流れや研修制度について教えてください。
叶:入社後、2ヶ月間は外部の研修会社でJava言語を用いたWebアプリケーション開発研修(年度により研修内容が異なる)を受けました。
未経験なりに自信をつけるために教育のプロの元でシステム開発の基礎やチーム開発の経験を積む研修です。
外部研修終了後は、事業部配属となり、1ヶ月間OJT研修を行いました。配属となったULIZA事業部でどういったプロダクトを開発しているのか、プロダクトでどのような技術が使われているのかを、1年上の先輩社員から説明と指導を受けました。OJT研修後は、先輩社員のもとでマンツーマンで指導を受けながら、実業務を行なっていきました。
いわゆるメンター制度ですね?
そうですね。ULIZA事業部には毎年新卒社員が配属になりますので、入社2年目や3年目の若手社員が新卒社員のメンターを担当しています。
今では独力で何かを作れるようになりましたが、問題が発生した時や困ったことがあれば今でもメンターである先輩に相談することも多いです。一方で、1年下の後輩社員への指導も行なっています。若手社員が新卒社員の指導を行い、それが代々引き継がれていく。これはULIZA事業部独自の文化かもしれませんが、これからも踏襲していきたいですね。
叶さんが担当しているのはどういったプロダクトですか?
叶:入社から現在に至るまで、動画を変換・圧縮するためのトランスコーダーである ULIZA En-Cluster というWebアプリケーションのプロダクト開発を担当しています。

他社さんだと、Webアプリケーションのフロントエンドやバックエンド、インフラなどの区分がはっきりしていると思いますが、ULIZA事業部の場合は一つのプロダクトに対してフロントエンドもバックエンドもインフラも全て行うことができます。

画面やサーバーサイドの開発はもちろん、プロダクトに必要なリソースを考えサーバーなども自分で構築するなど、担当のプロダクトに関わるあらゆることに携わりながらプロダクトを仕上げています。
叶さんが目指す理想のエンジニア像を教えてください。
叶:メンターである先輩はゼロからイチを生み出すタイプの人なので憧れています。
新しい技術やモノ作りが好きで色々試して、そこからひらめいて新規プロダクトの開発につながっていると思うので、そういったアイデアを形にできるエンジニアを目指したいです。

理想に近づくために、情報収集はもちろん、技術力の底上げは不可欠なので、オフの日もプログラミングをはじめとした技術の勉強は欠かせません。

今までも、アイデアが浮かぶことはありましたが、それを実現するための技術力が足りなかったと感じていました。今は、やっと自力で何かを生み出す力がつき、スタートラインに立てたと思っています。

挑戦できる環境で、新しいチャレンジをし続けたい

新しいことに消極的な企業もある中、新しいチャレンジは歓迎されますか?
叶:それはむしろ大歓迎です。義務感ややらされ仕事というよりも、技術者の欲求が尊重される環境です。

一見、会社とは何の関係もなさそうなアイデアや技術でも、そこに何かしら会社として付加価値を与えられるのであれば挑戦できます。

アイデアを形にし、「お客様に提供するプロダクトとしてどういった魅力があるのか」プレゼンを行い、プロダクトとして完成させる。こういった必要なステップを踏み、最後まで自分のアイデアに責任を持ってプロダクトを作り上げていきます。
この流れがないと良いものは作れないと思いますし、これがシステムエンジニアの醍醐味だと思います。
新会社PLAYに期待することはありますか?
叶:合併に伴い、オフィスを移転しベンチャー感が増してきたので、もともとあった「新しいことをやろう!」という雰囲気をもっと加速させたいですね。

手がけているWebアプリケーションは新しい技術を使って開発しているので、もちろん楽しいですがもっと斬新なものを作りたいです。
最後に、文系出身でシステムエンジニア職を志す人に一言お願いします!
叶:PLAYは、やりたいことをやらせてくれる会社です。企業規模の大小を問わず、やりたくないことをやらなくてはいけない会社はたくさんあると思いますが、PLAYでは自ら発信すれば基本的にはやらせてくれます。

また、アイデアが仕事につながる可能性が高い会社です。
やりたいことが明確にある人にとっては最高の環境だと思いますし、プログラミング未経験でこれからシステムエンジニアを志す人でも安心して入社して活躍できる会社だと思います。