2019.09.13

PRESS RELEASE

オンライン動画配信サービス「Hulu」も利用のPLAYの動画配信プラットフォームが高画質・高圧縮を実現

動画配信を国内でリードする株式会社PLAY(東京都渋谷区、代表取締役社長黒田和道、以下:PLAY)は、オンライン動画配信プラットフォーム「Streaks Online Video Platform」のエンコーディングエンジンを刷新し、より低いビットレートかつ高画質な配信を実現したことをお知らせします。このエンジンは、HJホールディングス株式会社(東京都港区、代表取締役社長於保浩之、以下:HJ)が運営するオンライン動画配信サービス「Hulu」でもご利用いただいています。

Streaks Online Video Platformはプレミアムコンテンツのエンコードから配信までを一元管理しマルチデバイス配信を実現する動画配信プラットフォームサービスです。今回、世界的なエンコード技術のリーディングカンパニーであるBitmovinの協力のもとエンコードエンジンを刷新、「マルチコーデック」、「Per-Titleエンコーディング技術」および「3-Passエンコーディング」を取り入れたことで、従来からStreaksが得意とする高度なセキュリティコントロールの下で、より低いビットレートかつ高画質な配信を実現しました。

今回の提供にあたっては、HJの多大なる協力のもとPSNR、SSIM、VMAFといった各画質評価指標について100を超える作品で評価、検証を繰り返し、従来の画質からの大幅な改善を実現しました。また、ビットレートの最大50%の抑制も実現したことで、再生開始時間を大幅に短縮、再生中のリバッファ数の削減を確認しています。また、ビットレートの削減によってCDN流量の削減も実現しており、ユーザー体験の向上とコストの削減を同時に実現することが期待されています。

Per-Titleエンコーディング技術について

Per-Titleエンコーディング技術とは、各作品の元データを解析しそれぞれの特徴に合わせて設定を変更しながら最適なビットレートを決定する技術です。この技術はエンコード技術の世界的なリーディングカンパニーであるBitmovinの協力を得て実現しています。Streaks Online Video Platformでは、主要スタジオからの要求条件とご利用いただくサービス・企業が求める画質基準を勘案して、効果を最大化するアルゴリズムを組み込むことで、よりインターネット配信への最適化を実現しています。

3-Passエンコーディングについて

3-Passエンコーディングを利用することで、ビデオ品質を低下させることなく、標準のシングルパスまたはマルチパスエンコードよりも平均ビットレートが10〜15%削減されます。Bitmovinの技術によりこのフローを高速に実現、50分程度のドラマを20分以下でエンコードすることに成功し、Streaksのワークフローに組み込まれることで動画配信開始までのフローが全て自動化、極めて短い時間で完結しています。

Bitmovinについて

Bitmovinは、世界中のオンラインメディア企業に対して、ビデオインフラを提供するリーディング企業です。Bitmovinは次世代コーデックとして注目されるAV1の策定を行うAOMediaのプロモーターメンバーでもあり、オンラインビデオの主要な開発の最前線に立っています。

Streaks Online Video Platformについて

Streaksは国内のプレミアムコンテンツを配信するメディア企業に対して、OTT配信に必要なトータルワークフローを提供するオンラインビデオプラットフォームです。動画CMSサービスなど外部のサービスとAPIを通して連携しており、既存のシステム環境や業務へのスムーズな適用が可能です。
高度なコンテンツ保護を標準で完備、高負荷を伴う大規模配信の実績が豊富なことから、特に大手メディア企業様に採用いただいています。

株式会社PLAYについて

PLAYは2019年7月1日に株式会社ロジックロジックとスキルアップ・ビデオテクノロジーズ株式会社が合併して発足しました。事業理念として「最高の動画配信技術を、最高の品質で。」を掲げ、コンテンツを作り出す企業(コンテンツプロバイダ)とコンテンツの権利を持つ企業(コンテンツホルダ)の皆様に向けて、動画配信技術に関する課題解決サービスをご提供しています。詳しくは play.jp をご覧ください。

本プレスリリースに関するお問い合わせ先
株式会社PLAY
担当:太田
TEL:03-5784-8074
E-Mail:pr-streaks@play.jp